月別アーカイブ5月 2016
3Dプロフィロメトリーによる回転計測
機械部品の表面粗さや質感は、その最終用途に欠かせないものです。従来の表面 求積法 通常、試料表面は1方向からしかスキャンできません。しかし、円筒形状の部品では、360°回転させて、さまざまな角度から詳細な表面形状を測定することが必要です。このような360°の3次元検査により、製造工程の品質管理における最小限の公差を確保することができます。また、円筒形状の部品は、使用期間中に摩耗により、表面全体に凹みや亀裂、表面の荒れなどが発生します。そのため、片面だけの表面検査では、裏面の重要な情報を見逃してしまう可能性があります。
トライボメータによる3D摩耗痕のその場スキャン
従来のピンオンディスク方式またはレシプロ方式 トライボメータ は,摩耗試験中の COF を記録する。摩耗試験後の摩耗量は,試料をプロフィロメータに移し,摩耗痕の断面プロフィールを走査することにより測定する。この方法では,試料が不均質な摩耗痕を有している場合,誤差が生じる可能性がある。また,多層膜のような試料では,層によって耐摩耗性が異なる。ナノベアは、トライボメーターのサンプルステージで完全な摩耗痕の3Dスキャンを行う3D非接触プロフィロメーターを搭載したトライボメーターを開発しました。3D摩耗痕の形態変化をモニターし、1つのテストサンプルを使って、さまざまな段階での摩耗速度の正確な計算と故障モードの判定を可能にします。